【オーダー制作】猫型の木彫り表札を彫らせて頂きましたー!
考え方は人それぞれ違って、
何が正解っていうことを決めるのは難しいんですけど、
大切にしているものほどお金を掛けた方が幸せな気持ちを味わえると僕は思ってます(*^_^*)
今回は完成したばかりの木彫りの表札をご紹介させてもらいますね!(*^-^*)
表札ってホームセンターとかでも頼めるじゃないですか。
見本として並んでるの見たことありません?(*^。^*)
値段もいろいろだし種類もいろいろ。
その中にめちゃくちゃ気に入ったものがあるならそれを選ぶのも良いですよね!(*^^)v
でも既製品の中にイメージ通りの表札。
自分が良いと思う表札がない!
そういう時はイメージ通りの表札を作ってくれる人を見つけるしかないですよね(*^_^*)
そんなこんなで僕のところに木彫り表札の制作依頼をしてくださったお客様。
ありがとうございます(*^-^*)
そのお客様は猫好きということで表札も猫の要素を入れて欲しいという希望だったんです(*^^)v
もうこの時点でホームセンターはお手上げです(笑)
でも僕が作る表札はすべて1点ものなので自由なんです!
おそらくホームセンターよりは金額が高くなるとは思うんですけど、
どこを探してもない作りたいものが作れるという意味ではすごく価値のあるものになると思うんです(*^-^*)
猫をどうやって表札に取り入れるかはけっこう悩みましたが(笑)
新しい木材との出会いはいつもワクワクしちゃいます^m^
受け取ったときの大工さんの話では樹種がわからないっていうことだったんです。
でもその後、切ってみると木の香りから桜の木っていうことがわかりました(*^_^*)
木を見てデザイン案をいくつか用意してお客様に見てもらった結果、
猫の形の表札を作ることに決定!(*^-^*)
猫の形にするには木が長すぎたので半分くらいにカットしてます(*^_^*)
節もあったんであまり影響しないように。
厚み40㎜はある木材をどうやって猫の形にするのか。
バンドソー!
滅多に登場しない機械倉庫での撮影画像(笑)
猫の形に出来たら早速文字を彫っていきます!
まずは簡単な「本」の方から(笑)
この桜の木の彫り心地を確かめながら道具を選び、
トントントントン。
鑿で彫りながら木との会話をしていくように彫っていく(*^_^*)
文字の周りを彫ってどのくらい彫り下げるのかっていう深さを決めたら
今度は全体を彫り下げていきます!(*^^)v
彫ってたらノミが木に刺さって動かなくなったので、
こりゃ面白いと写真を撮ったのがこの上の画像です(笑)
あ、刺さるのが良いとか悪いとかではないので、
要するに特に意味はないです(笑)
これでだいたい文字の周りが彫り下げられたっていう感じです(*^_^*)
丸鑿を中心に彫ってたので、鑿の彫り跡がいっぱいですね~。
このままじゃ面白くないので、彫り跡を消していく。
刃の幅が広い極浅丸で彫って、彫り跡を目立たなくしていきます!
でもそれと同時にデザインとして彫り跡を付けていく作業も同時進行!
だいぶ雰囲気変わってきましたよね!(*^_^*)
文字の形も出していってたところ、めちゃくちゃ狭い隙間に遭遇(^-^;
この画像に写ってる彫刻刀は1.5㎜の平刀。
狭いけどここはこの彫刻刀でなんとか彫れそうですね!(*^^)v
でもよーく見るともっと狭い部分が・・・( ;∀;)
どこかわかります?(笑)
1.5㎜の平刀でも入らないところがあるんですよ・・・(^-^;
このあとその部分を見事に彫ったんですが、
夢中で彫ってたので写真とか取り損ねました( ;∀;)
どうやって彫ったのかというと、
以前、自作した1.5㎜よりも細い彫刻刀を引っ張り出してきて彫りました(笑)
安全ピンを使って作った極細彫刻刀です^m^
作ってて良かったって思いました(笑)
やっぱり木彫りって道具が大事ですね~!
ないと彫れない所っていうのがやっぱりあるので、
そういう場面に出くわしたらそこが彫れる彫刻刀を購入するか自作するかして対応するしかないんですもん。
木彫りを楽しんでるみなさん。
上手く彫れない時は自分の技術を疑うことも大切ですが、
道具があれば簡単に彫れることもあるのでそこも頭に入れておきましょうね!(*^^)v
今回の表札の厚みは約40㎜。
そんな木の側面をどうやって仕上げるのかというと。
ここは小道具という彫刻刀と鑿の中間的な刃物で彫り進めました(*^_^*)
この小道具もそうなんですけど、
最近は刃先が直刃ではなく丸くなっている平丸タイプの刃物がお気に入り^m^
ちょっと刃先が丸くなってるだけなんですけど、
平刀で彫り難いところがサクサク彫れたりします(*^_^*)
イイですね~!(*^-^*)
見る人によるとこの写真は「橋本」っていう文字が沈んでるように見えるらしいですよ!
実際には文字の周りを彫り下げてるので文字は凸になってるんですけどね(*^_^*)
あなたはどう見えてますか?^m^
彫り終わったから完成かというと、まだです(笑)
表札らしくというか、これもお客様の希望もあり、
文字のところを黒く塗っていきます!
墨を使って塗っていったわけですが、
当然ながら文字以外の部分は塗っちゃダメですからね。
ギリギリまで塗りたいけど、
絶対にはみ出したくない(笑)
そんなせめぎあいを息を止めながら全神経を集中させて塗っていきました(>_<)
その結果がこちら!
見ての通りはみだしはナシ!(*^^)v
あとは乾燥すればOK!
表札を取り付けるための加工は大工さんがやることになってたので、
僕は仕上げのワックスも塗ることなく、ここまで。
完成画像として撮影した写真がこちら!!
イイ感じに仕上がったんじゃないですかね~(*^_^*)
この表札がお家についてたら見る人の目を惹きますし、
何より猫好きなお家の方からしたら愛猫が増えたような感覚かもしれませんね!(*^^)v
堅い桜の木を猫の形に加工するという大変さ。
全長は300㎜と一般的な表札よりも少し大きめではあるんですけど、
それでも細かい彫りが要求されるという難易度の高さ。
上手くできるのかなっていう不安もありましたけど、
どうやったら出来るのかを考え、持っている技術と知識を注ぎ込んだ結果、
納得できる木彫り表札がここに誕生しました!(*^_^*)
振り替えって思うのはやっぱり木彫りって楽しいし、
木を彫ってお客様が欲しいものに形を変えることが出来るというのは本当に素晴らしいことだなって思います!(*^-^*)
橋本さんにとって大切なお家の顔になる表札だからこそ、
彫り急ぐのではなくたっぷり時間を掛けて丁寧に作らせてもらいました。
その思いはしっかりとこの表札に詰まっているはずです^m^
木彫り表札をオーダーくださった橋本さんが喜んでくれますように~(笑)