【木彫り作品】木っかけ猫ちゃん(タブの木)完成!

この木っかけシリーズはある方からのひと言から始まりました。

 

こんなの木彫りであったら面白いよね。

そんな何気ないひと言から制作を決めたわけですが、

薄い板状のものにひっかけるのはデザインにも制限が出てくるという難しい面もあるんです。

 

 

今回そんな木っかけ猫ちゃんを作る事になったのは講座の生徒さんが作ってみたいと言われたから(*^^)v

 

そこで前回制作した下絵を探し出してみたところ・・・

 

ひどかった(笑)

 

よくこれで彫れたなぁっていう状態。

 

ということで僕が改めて下絵を修正して彫り直す事にしたんです。

 

 

そして今回は樹種も変更。

前回は桧でしたが今回はタブの木を選択!

色味も猫ちゃんらしいところもあるしなかなか良いでしょ?

 

いつも制作過程をブログにも載せていっていますので見て下さってる方はわかると思いますが、いきなり彫るのではなく最初はノコギリで切っていきます!

どこまでノコギリで切れるか。

この判断と技術で彫る工程の作業量がけっこう変わりますからね。

 

そしてノコギリで切れるところを切ったらいよいよ鑿(のみ)で彫っていきます!

彫る時は出来るだけ下描きに影響がないところから。

背中とか下描きを描いてない所から彫ると安心ですね!

 

でも時には大胆に!

ここまで彫り込むとちょっと不安にもなります(笑)

もし下描きが間違ってたらアウトですけど、

しっかり描いてるはずなので大丈夫だと自分を信じるしかない(笑)

 

ノコギリは最初に使ったらもう使わないのかって言うとそんなことなくて、

必要に応じて再登場します!

最初にノコギリで切る時は切れなかった部分とかもありますからね。

切れるタイミングで切っていくのが効率よく木彫りをするコツでもある。

 

細いシッポはいつ彫るか、どこまで彫るかって迷う。

でも思いきらなきゃね!

どのくらいまで細く出来るか、細くするかっていうのは何よりも経験でしょう。

細くて折れたりということを経験しながらこれくらいならっていう太さを決める。

 

猫ちゃんなんであんまり太いのも変ですしね(^_^;)

 

完成が近づくにつれて余裕も出て来たのか、

ただの遊び心なのか猫ちゃんサングラス掛けちゃいました(笑)

つい・・。

余裕を持って目を大きめに取っていたのと雰囲気を確かめたくて目を鉛筆で黒くしたらサングラスっぽく見えたんで線をピーッと引いてみたわけで・・。

案外悪くないけど今回はサングラスにはしませ~ん(*^。^*)

 

改めて目の大きさも調整して全体的に整えていくと、

こんなに可愛くなってきました~!

まだヒゲを彫ってないので、少しずつ刃を入れていきます。

細かくても丁寧に彫ると木がしっかりと応えてくれる。

それを知ってるんで集中して刃を入れていく。

 

そしたらね、しっかりと応えてくれました!

刃を入れる度に可愛い猫ちゃんになっていく!

あとは口も彫って細かいところを丁寧に仕上げていくわけですが、

こんな風に手のひらにゴロンと寝ころばせると完成前から癒される(笑)

あとはどこまで彫るか。

納得いくまで彫ったらワックス塗って完成!(^○^)

 

今回はいつもと違って外に持ち出して撮ってみました(*^^)v

これが完成形の木っかけ猫ちゃんです!

木っかけ猫ちゃん②

木っかけ猫ちゃん左斜め

木っかけ猫ちゃん③

木っかけ猫ちゃん(タブの木)真横からの写真

木っかけ猫ちゃん①

木っかけ猫ちゃん(タブの木)

木っかけ猫ちゃんはこれが3代目。

今までで一番かわいい仕上がりになった気がする(*^^)v

 

こういうガラスのビンみたいなものに引っかけても可愛いし、

おうちの中で引っかかる所を探すのも楽しいですよ!

 

 

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