砥石の面直しにオススメ!ダイヤモンド砥石を比較してみた。
安いものにはそれなりの理由がある。
逆に、高いものにはそれだけの価値がある。
安さばかりを求める今の時代。
実は安さばかりを求めていると損をしているかもしれません(p_-)
安く物が手に入るとラッキーって思うかもしれませんけど、
実は少し高くてもお金を出して手に入れた方が長い目で見たら価値があったりします。
砥石は面直しが必要!
これは知ってますか?(゜-゜)
砥石の表面が平らになってないと彫刻刀や鑿を研いでも刃が平らになりませんからね。
もし面直しをしてないという場合は要注意!
そんな砥石の面直しをするのに僕が使っているのがアトマエコノミーというダイヤモンド砥石。
価格は5,000円を越えるのでそれなりに高い(^_^;)
でも精度も評判もイイですし、実際に僕も愛用しています。
良いものなので木彫り入門通信講座web「D.Family」の生徒さんにもオススメ砥石としてお伝えしているんですけど、
やっぱり価格がちょっとお高いので購入できていない生徒さんも居る。
そこでもう少し安く手に入るダイヤモンド砥石で使える物はないか、ずっと探してたんです。
そんなある日、偶然立ち寄った金物屋さんで安いダイヤモンド砥石を発見!
早速購入してみました!
見ての通り400番と1000番の両面が使えるダイヤモンド砥石。
開封するとこんな感じ。
もう少し厚みがあると扱いやすいかなと思いましたが、それでもけっこう重たい(笑)
平面もしっかり出てましたので面直しの条件は1つクリア。
さて、実際に砥石と擦りあわせてどうなるのか。
実験して見たのはキングの1000番。
わかりやすいように砥石の半分だけダイヤモンド砥石と擦り合せてみると、こうなりました!
わかります?(゜-゜)
中央にオレンジ線を引いてみたのである程度わかりやすくなったかなとは思いますが、
一目瞭然でした。
左側の安価なダイヤモンド砥石で面直しをした方はキング砥石の表面が傷だらけ・・。
でもいつも使っているアトマエコノミーの方が傷がありません。
まぁ正直、このくらいの傷で彫刻刀を研いだ時にどこまで影響があるかはわからないんですけどね。
でも傷がある部分は彫刻刀に当たらないのは事実。
影響がゼロとは言えませんよね。
結局はどこまで求めるかでもあるんですけどね。
今回の安価なダイヤモンド砥石とアトマエコノミーの価格差は約3,000円。
5年、10年と使う事を考えると
最初にちょっと頑張って良いものを選ぶ価値は十分にあるんじゃないかな。
ちょっと高いからって安いダイヤモンド砥石を購入して、
5年、10年と使いづらさとか質の悪さを感じながら使い続けるのもちょっとね。
そういう意味でもやっぱり安価なダイヤモンド砥石よりもアトマエコノミーを選びたいなと僕は思いますね。