木目はどっちが正解!?木彫り用の材料を手に入れる前に知っておくべきこと。
木彫り用の材料ってどれを選べば良いの?
そんな疑問もあると思いますが、
その前に知っておくと役に立つというか、知っておくべきとも言える事があります!
それは、
木彫りをする時の木の使い方!
木目を縦方向にするのが正解なのか、横方向にするのが正解なのか。
これを理解していないと材料を準備する時に材料選びに失敗してしまうかも。
どういう事かと言うと、木って繊維の塊でもあるんですね。
それが木目となって現れているわけです。
まずはこの図を見て下さい。
木目方向に長い木材と、木目方向に短い木材。
同じ大きさの木材でも木取りの仕方が違うという状態です。
これを矢印のようにグ~っと曲げた時にどちらの木材が強いと思いますか?
なんとなくイメージ出来るでしょうか。
正解は上側の木目方向に長い木材の方が強いです!
こういう木の性質を理解していないと木彫り用の木を準備する時に失敗しちゃう可能性があるので注意してください。
上の図は長方形の木材で考えてみましたが、
実際に木彫り作品を制作しようと思った時にいつも長方形とは限りませんよね(^_^;)
特に立体の作品を制作しようと思えば、もっと複雑な形になる。
ということで、今度はこんな図を用意してみました(*^_^*)
アルファベットの「U」のような形ですね。
この左右2つの木はどちらか理想的な木取りでしょうか?
木の性質を理解していれば簡単ですね!
正解は左側の長い直線が多い方が正解です(*^^)v
当然ながら左側の木材にも木目が短くなっている部分はあるんですけど、出来るだけそういう木目が短い部分が少なくなる方向で木材を使うようにしてください。
他にも彫り方や局部のデザインによって変えた方が良い事もありますが、「長い線が多くなる」というのが木目方向の選択の基準になりますので覚えておいてくださいね!(*^_^*)