【新作】木彫りのぶたさん完成!間もなくニューヨークへと旅立ちます!

ニューヨークで開催される展示会への参加が決まったあの日。

木彫りを趣味として始めたばかりの初心者の僕は、
まさか自分の作品が海を渡るなんて想像もしてませんでしたよ(*^。^*)

 

一体何を作れば良いのか、
想像もつかなかったのでニューヨークのことを調べ始めたんです。

 

実はもう3年くらい前の話なのであまり覚えてないんですけど(笑)

調べる中でニューヨークの人たちに人気のモチーフがいくつか掲載されてて、
その中の1つがぶただったと記憶してます。

うっすらと・・・(笑)

 

 

ぶたはまだ彫ったことがなかったし、
彫ってみたいと思ったのでまずは絵を描いてみるところからスタート!

 

もちろんこの時はまだニューヨーク展にぶたさんを出展するかどうかは決まっておりません(*^。^*)

 

 

この頃、ちょうど木彫りのぬいぐるみの新しい要素として
ソファを取り入れることを思いついてたこともあって

こんなデザインが誕生したわけです!

この下絵を公開したのは今回が初かな(*^_^*)

 

この下絵が描けてから、ニューヨーク展はコロナと世界情勢の影響で延期。

そしてまた延期・・。

 

その間、僕も何かと忙しくさせてもらっていたこともあり、
新しい作品アイデアもあまりなく、

気付けば2023年に開催する方向で動き始めたということで
これはもうぶたさんしかないとなった次第です(笑)

 

 

いつもそうですけど、
紙に描いた絵を立体にするとなると、

紙の上では想像しきれないところが出てくるんですよね。

 

今回も結果的に彫りながら修正したところがいろいろありました(笑)

 

そんなぶたさんのスタートはもちろん角材から!

よく見ると頬にキズがある(笑)
これはね、彫っていくと消えるので問題ありません(*^^)v

計算通りです^m^

 

切り込みを入れたりして、彫れる準備が完了したら
ガシガシと鑿を使って彫っていく!

一気に彫れる楽しさもありますけど、
思い切ってやり過ぎると彫っちゃいけないところまで彫っちゃうので注意ね(^-^;

 

立体の木彫り作品の作り方っていうのは初心者であっても経験者であっても
やっぱり彫りながらの下描きって言うのが大事!

でも気づけば怒ったぶたさんになってたこともありましたね~(笑)

何かのキャラクターに似てるような気もするけど・・気のせい?

 

今回木彫りのぶたさんの制作をしていく中で、
下絵と一番変えることになったのは腕!

下絵の通りに彫ってたらちょっと太く感じて来たんですよね。

ちょっとわかりにくいと思うんですけど、
今の腕の幅から細くした状態の腕の幅にするための下描きを描いてます。

こうやって大きさとかを調整するときも、
感覚的に進めるとどこまで彫って良いかわからなくなったりするんですけど、
下描きをしてみるとイメージが掴みやすい(*^^)v

 

ただ、彫ってしまうと大きくは出来ないので、
ここまでは大丈夫っていう確信を持ててから彫るのが大事(*^_^*)

 

それともう1つ大変だったのは尻尾!
これは下絵の段階で仮の形にしてたんです(笑)

 

彫ろうと思えば彫れる。

尻尾をなくそうと思えばなくせる。

そういう状態で彫り進めてたわけです。

 

そしていよいよ尻尾を決めなきゃってなったときに、
実はまだ迷ってました(笑)

 

せっかく彫れるだけの木を残してたので、
ダメ元で何か形を作ってみようと思いまして、

強度面も考慮して結び目にしてみることに!

 

半分は遊んでる(笑)

見ての通りまだ途中ですけどね。
実際に紐を結んで、その結び目を参考に進めていったんですけど、
あっちからこっちからといろんな方向から見て少しずつ進めていきました(*^_^*)

 

彫れば彫るほど使った彫刻刀の数も増えていって、
気付けばぶたさんはたくさんの刃物に狙われておりました(笑)

そしてまだ登場してなかったソファがここで登場!(*^^)v

実はぶたさんを彫る前からちょっと手を着けたりして、
押し入れの中で熟成させておりました(*^。^*)

やっと出番が来たとばかりに出てきたわけですが、
もうほとんど最終調整段階ですね^m^

 

シュルシュルシュル~。

ながーい距離を1回で彫れるかどうかもまた技術だったりします(*^_^*)

あ、自慢って言うほどではないです(笑)

 

さて、最後はいつも通り徹底的な表面仕上げ!

半分は僕の自己満足ではあるけど、
やっぱり彫刻刀で彫り跡がわからなくなるまで彫って仕上げることで

初めて生まれる独特の柔らかさがあるんです(*^_^*)

 

この表面を出来るだけ整えたい。
彫り跡をなくしたいっていう思いは、僕が木彫り初心者だった頃からずーっと変わらないんですよね。

何でそんな風に思ったのか、未だに謎です(笑)

 

正直ね、作品の価格を少しでも上げないために
彫り跡がある程度は残ってても良いんじゃないかなって思ったりもします。

 

でもそういう気持ちを持ちながら彫ってても、
どうしてもまだやりたいっていう気持ちが湧いてくるわけですよ(^-^;

不思議ですよね~。

 

結局、今回もトコトン納得いくまで彫りました(笑)

表面仕上げだけで何日掛けたかな(^-^;

 

でも改めて思ったのは、
作った作品が売れなくてもイイってこと。

 

僕が彫りたものを彫りたいように彫ったら
めちゃくちゃ時間が掛かるわけです。

それに価格を付けるとなると
もちろんめちゃくちゃ高くなる。

 

それでいいやって思いました(笑)

 

無理して売るための作品を作ってもなんか楽しくない。

そんな気がしたので(*^。^*)

 

 

それでも欲しいって言う人がもし現れたなら、その時は手放しても良いかなと思ってます。

そんな感じです(*^_^*)

 

ニューヨーク展は今のところ販売禁止とかそういう話は出てないので、
もしかしたら欲しいっていう人が現れるかもしれません。

その時に僕が納得できる価格を提示して、
それでもって言われたら、

きっとこのぶたさんは帰国することなく新しい家族のもとへと旅経つはずです。

 

一緒に過ごすのは今が最後になる可能性もあるので
しっかりと完成写真も納めておきました(*^_^*)

 

最後に目と蝶ネクタイに色を乗せ、
仕上げ塗料を全体に塗って、

完成したぶたさんがこちらです!!

ワックス塗ったら思ったより全体の色味が変わったので、
イメージと変わって来ちゃうかなと心配もしたんですけど、

思ったより良い感じで形になったんじゃないですかね~^m^

 

いや、めちゃくちゃ良いんじゃないかと思ってます!(笑)

 

もちろんね、反省点はある。

それはいつものこと(笑)

 

でもこうして絵にかいたぶたさんが立体になり、今ここにいる。

生きてるような気がするわけです。

 

この感覚、わかってもらえるかどうかはわかりませんが、
それだけ僕はこのぶたさんと対話をしてきたし、

完成した今、そこには命があるような気がするんですよね(*^_^*)

 

さぁぶたさん。

ニューヨークへ行って、ニューヨークの人たちも癒して来てね(*^-^*)

 

どうなるのか、ホント楽しみです!(*^-^*)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)